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【改悪】SPGアメックスは継続か解約か

2018/8から新プログラムになるSPGアメックスのクレカ。

ステータス問題も含めて結構話題です。

このカードの意義を再考してみました。

新プログラムの特典

大御所のプロの方々が綺麗に詳細かつ完璧にまとめて下さっているので改めてまとめることはせず、引用させて頂きます。正直言って公式の説明よりずっと分かりやすい。これぞブログのもう一つの価値だと思いますw

www.seize-one-world.com

 

細かな点は省略しますが、これまでSPGゴールド=マリオットゴールドだったのが

新ゴールドになってマリオットについては

「朝食2人分とラウンジアクセス」

が消えるわけですね。

 

アプグレ特典はどうなのか

高層階になるとか角部屋になる、というのは位置が違うだけで部屋は同じです。東京タワーが見える、海が見えるというだけで4000円くらい違う場合もあるけど部屋は同じ。

しかし、スタンダードがスーペリアになるとか、すごいとスイートになるとか、本当の意味で部屋が変わるアプグレじゃない。

 

前者も値段の設定が少しであっても差がある以上、ランクアップには違いありません。しかし、ボクは後者こそが真のアプグレ、前者はなんちゃってだと思っています。一休のダイヤのアプグレはほとんどの場合で真のアプグレです。異論がおおいにあるであろうことは認めます。なんちゃってアプグレでも少なくとも+数千円/人くらいは得はしているわけですしね。

 

もともとSPGのゴールドは部屋のグレードアップじゃなくて高層階になるとかいう程度。もちろんこれは原則で部屋のグレードを上げてくれたこともありましたがシステム化されているわけではなく運によります。

 

まだ記事にはしていませんが、マリオットにも泊まった感じでは真のアプグレに出会ったことがほとんどない。SPGアメックスのばらまきでより厳しくなっているような印象すら受けます。

新ゴールドになったらもっとそんな感じになりそうですね。

 

公式予約は本当に安くてお得なのか

この変にちょっと最近疑問を感じ始めています。

ベストレート保証とか言うけど、そもそも条件きつめだし、見つけても連絡して認められるかどうかバトルだし、泊まる度にいちいちそんなことやってられません。

 

以前に2回記事にしたシーガイア。

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わけありの集団旅行扱いだったためか、旅行会社経由で

「朝食込で17500円!(税サ込)」でした。

同じ日の公式ページだと同じグレードの部屋が26410円でした。これには朝食がついてません。足したら約3万円。一休もほぼ同じ。6割の値段で泊まれてしまいました。

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仮に公式予約していても部屋のグレードが上がるとは限らない。

ウェルムギフトで250Pとか宿泊ポイントが多少つくのでしょうが、到底この値段差を跳ね返しうるものではありません。ちょっと迷いましたがこれが公式予約をしなかった理由です。

 

さらに、例えばリッツカールトン東京。

一休にフツーに値段で負けてます。日によっても違いますが、普通の部屋で7000円くらい違ったりします。マリオットゴールドとはいえ、リッツは少し別システムですから部屋のグレードはあがらず、あってもなんちゃってアプグレまで。

 

あらゆるホテルでいつも一休が勝っているわけではありませんが、部屋のランクや朝食の有無次第など、条件によってよく比較をしておかないと思わぬ損をすることが案外あるということです。公式だから常に有利というわけではありません。

 

さらにいえば一休ダイヤだと5%ポイントが付きます。プラン・時期によっては11倍とかもあります。ポイントサイトを通せば1-1.5%くらいのサイトのポイントがさらに付きます。マリオットならポイントサイトで1-4%くらいポイントがつきますがSPGはもうないようですね。

 

 一休のポイントはマイルにはできませんので、マイル的には公式を通した方がいいのかもしれません。しかしポイントが多少多く貰えるからとって支出を多くするのは、ちょっと考えてしまいますね。予約サイトKaligoみたいによほど沢山貰えるというわけでもない限りちょっと躊躇してしまいます。公式が値段もより安くてマイルにできる、というなら言うことありませんが、値段で負けている場合、ポイントのためにより高い額を払うのをどこまで納得できるかです。値段次第ですが、バイマイルと考えるなら差をよく計算しないといけません。

 

他にも。

軽井沢マリオットも公式だと4万円とかかかったりしますが、大体定期的にトラベルズーで13000円(公式より3.4万お得!)とか宣伝されている始末。

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それも部屋に温泉付きのいい方の部屋で。公式でスタンダードで予約したらゴールド会員がアップグレードされる部屋です。

 

そういうのと比較したらいかんだろ、という突っ込みはありそうですが、それにしてもずいぶんな差だと思います。知っていれば公式予約はしない人も沢山いるんじゃないですかね。

 

外資系ホテルの公式サイトの使い勝手は

個人的に外資系ホテルの公式サイトは使いにくいです。

情報も分かりにくい。検索も分かりにくい。そしてよくバグる。

 

英語しか出ないのもあります。英語は別に構わないんですが、ページを進むとバグったりするんですよね。

料金が分かりにくい。いざ予約する段になって税サが加えられて思った以上に高くなりあれ?となることばかり。朝食の有無でいくら違ってくるのかもぱっとは分からない。

部屋の一覧がざーっとでても何ていう部屋で広さは何平米で、朝や夕の食事がついているのかいないのかetc すごく分かりにくいです。

これらがパッとみてわかる一休のレイアウトは本当に優れていると思います。

 

・SPG⇒表示は分かりにくいが、ポイント付与や宿泊実績はまずまず早い。アプリの動作はスムーズ。

・ヒルトン⇒公式ページに行くと、マイアカウントに入るボタンがないというところに驚愕しました。PCも分かりにくいがアプリはまずまずか。

・IHG⇒IHG/ANAとの区別が複雑でもはやカオス状態。情報も分かりにくいしPCページでも使いにくい。

 

特にひどいのがマリオット。

スマホアプリは完全にイカレていて使い物になりません。アンインストールしました。PCから公式にはいってもサインインするとフリーズします。ちょっと使うとすぐ「サインインできません、一時的にご利用いただけません」「サーバー処理に時間がかかっています。」などなど出てきて検索も予約も確認もできなくなります。

 

 東京で検索かけたのに名古屋マリオットや琵琶湖が出てくるし、なんじゃこりゃ。

んで、数日後にもう一回はいったらサインインはできても、

「 We are temporarily unable to process requests for rates and availability.」

「予期しないエラーが発生しました」

 

宿泊した後の実績がアカウントに登録されるまで異様に時間がかかったりしますし、

問い合わせメールに返事がきた試しもありません。

 

みなさん、よくこんなの使いこなせますね。ボクはもうたまらんですわ。

 

一休に慣れ過ぎてしまったということもあるかもしれませんが、外資の公式ページが使いやすいとはどうしても思えません。じゃらんの方がはるかに分かりやすいです。飛行機のページだってデルタやユナイテッドに比べればANAやJALは相当見やすいです。

やはり日本人の作るものはレイアウトがうまいです。

 

マイラーやブロガーの方々、ヒルトンやSPGなど普通に使いこなしているようですが、熟練や慣れなんですかね、すごいなと思います。僕には厳しそうです。

 

新プログラムでマリオットのプラチナにならないとか

マリオットの旧ゴールドは新プログラムでプラチナになると。

SPGアメックス保持者はマリオットの旧ゴールドであった。そもそもそう対応させるシステムだったわけですよね。

 

それが、それは実はただのステータスマッチだからそういう人は新プログラムではプラチナにしませんっておかしくないですかね。詭弁ではなかろうか。カード作ってSPG入会したときしつこいくらいアカウントリンクしろって宣伝してたくせに。

 

年会費変わらないのに、これを改悪と言わずしてなんというのか。

朝食とラウンジって宿泊という性質上、相当に重要だったと思うんですよ。

他のホテルのクレカでは朝食・ラウンジ・アプグレと揃ったものはなかなかありません。

 

朝食・ラウンジは完全に潰されて、アプグレは良くて部屋の位置が変わるだけの感じになる。広くなることはない。

レイトチェックアウトも14時までになりました。人によってはこれも相当きくはずです。

 

要はカード入会者が増えてやってらんなくなったってだけですよね。もう十分ばらまいて会員数は増やした。後述のようにマイル的なメリットはあるから改悪してもそれなりの割合が解約せず残るだろうみたいな計算もしているはずです。ある意味梯子外しです。

 

今までのサービスが良すぎたといえばまあその通りなんですが、年会費が同じであるなら相対的に改悪と言われても仕方ないはずです。

 

確かに混み混みのラウンジってせっかくステータスもって泊まりに来たのにって考えると微妙だし、カクテルタイムでのあの混雑を見ればそれこそANA/JALみたいにラウンジ乞食と言われても仕方ない有様。真のプラチナ級の方々からクレームも入ったに違いありません。

 

まあ、向こうがそういうなら従うしかないわけですがなんだかなあと思ってしまいます。マイラーにとっては改悪は世の常ですし、他にももっとすごい改悪は山ほどあります。

 

ただし、これについては先ほど引用させていただいたブログのコメント欄に

spg アメックス を発行し、ステータスマッチして、現在マリオット ゴールドエリートの方は、2018/8から2019/2までは、救済処置として、新プログラムのプラチナエリートになるとのこと。それ以降は、条件を満たさない場合は、新プログラムのゴールドエリートになります。つまり、あと半年はプラチナとして、ラウンジアクセスできます。

 

とありました。この情報ゲットした方GJ!です。素晴らしい。

 

しかし、おそらくこうはなりますまい。カスタマーサービスの言うことがどれほど信用できるのか。公式には何もアナウンスはありません。

ま8月になってもしこうならなかった場合結果的にウソを流したことになります。平気でカスタマーサービスがこのようなウソを流すというのも社会人としてどうなのかという気がしますが。期待しないで見守ることにします。

 

救済措置中、あるいは8月以降に今までみたいなプラチナチャレンジができるのかどうかも気になりますが、する価値があるかどうかも、自分のライフスタイルや宿泊数によって考える必用がありそうです。

 

改善といえそうなものは

ポイントの実質的価値やマイル移行などの改悪がなかったのは良心的だったと思います。少なくとも●イナースとかに比べれば。ここは維持されました。

 

無料宿泊特典でSPG系列だけでなくマリオット系列まで入るようになったのは改善と言えそうですね。ホテルの選択肢がぐんと増えますから。時期によってはポイント宿泊も、今までより少ないポイントで宿泊できる可能性もあるようです。

 

 

 

クレカのメリットはそれでも無いわけではない

今まで散々文句言ってきましたがw、それでも継続しうる理由を考えてみます。

 

・ポイント

実質無期限。マイル交換先が豊富。JALに換えられるし、JALマイラーとしてはJALカードより(特約店とか例外的な場合を除いて)還元率が1.25%と良い。

これは確かに大きい。

 

・無料宿泊特典

これこそが年会費をペイできるから損はしないという大きな根拠だったわけですが、正確には違いますよね。年会費は取られるわけですから、実態は行きたいホテルに年会費分の33480円で宿泊できますと思った方がよいのでは。例えば普通の予約なら8万するホテルを約5万円弱割引・お得に泊まれるということで、いわば超割引とでもいうべきか。この辺は考え方次第でしょうか。

 

ただしこれも年々カテゴリーが厳しくなっている関係でどうなることかと不安です。本当に良いホテルはどんどん上位ランクにはいって泊まれなくなるんだろうなと。時間の問題ですね。それに、スタンダードルームで年会費33480円を超えて元をとれる宿泊ってよほど時期を狙わないと実は少ないです。

毎年1泊以上高級ホテルに泊まる用事や習慣のある人は少なくとも大きな損にはならないでしょう。

 

他にも細々とした会員ならではの特典はあるわけですが、いずれもcriticalになるようなものじゃないと思ってます。

 

結局継続するか否か

・ホテルや旅館について

逆説的ですが、SPGアメックスを持ったことでその他のホテルや旅館にもいい所はたくさんあることに気がついてしまいました。

好きなマリオットに33480円で泊まれる特典がつくとしても、別にないならないでその他のホテルに泊まればいいし、それならなおさら一休でいいわけです。

 

どこかのサイトにSPGアメックスのデメリットは「泊まるホテルがSPGやマリオット系列に限定されがちになること」とありましたが、最近その意味が分かった気がします。

 

それでも「朝食無料にラウンジアクセスにアプグレ」というのは他には見られない強力な特典だったわけで、だからこそ皆SPGアメックスを持ち、あえてSPGやマリオットに泊まる傾向になりつつあったのにそれを外してきたわけです。そして本プラチナになるハードルがとても高くなりました。来年はプラチナチャレンジ組がしばらく生き残るでしょうけど、再来年からぐっと減ってラウンジもすっきりするものと思われます。

 

年にそう頻繁に宿泊しまくるるわけでもありませんし、 あるかどうかもわからない、あってもなんちゃってアプグレのために年会費33480円払い続けるよりか、泊まるときに多少高くても最初からラウンジが使えるクラブフロアを予約していくか、宿泊数がさほどでなければ後者でも良い気がします。毎年年会費はやはり時間がたつと大きいです。

 

会員じゃないとクラブフロアやスイートに泊まってもラウンジは使えない、本当にステータス会員のみ、という所もありますが。

 

・公式ページには疲れた

僕はSPGやマリオットの公式ページを使う気がかなり失せています。

公式ページだからって料金が得とも限らない(どころか高くなる場合も案外ある、一休のセールにはよく負けている)。

ソラチカルートの封鎖にともないJALマイラーになりつつありますので、

ポイントサイト→一休あるいはKaligoやbooking.com経由→SPGアメックス決済、

でもいいのではないかと思い始めています。公式ページの扱いにはもう疲れましたw

レストラン利用が多いおかげでなんだかんだで一休ダイヤを維持してますし。

 

 

・ポイント特典を過大評価しない

よくよく考えればSPGやマリオットにそれこそ年に何十泊とかするくらいでなければ宿泊でもらえるボーナスポイントなんて微々たるものです。

 

年会費33480円節約して、JALカードにショッピングプレミアム+3240円して1%のポイント還元率を確保する作戦だって十分ありだと思います。0.25%の差なんていかほどか。差額でほぼ毎年3万円を節約するのも小さくないです。JALカードの場合、カードのポイントではなく直接マイルになるので期限がつくのはデメリットですが。

 

それにマイラーたるものクレカ決済で貯まるポイントに必要以上に執着してもしょうがないわけで、マイラーの大御所テラヤマさんが書いておられるようにポイントサイトで稼ぐ方が主軸であるべきです。

 

新プログラムのポイントがスターポイントのように購入ができるのかどうか良く分かりませんが、スターポイントの購入は別にSPGアメックス非保持でもできますし。

20000Pを移行すると+5000Pというボーナスも同じ。

新プログラムでも同じようにできるのだとするとますますクレカ決済のポイントを過大評価する必要はなさそうですね。

 

 

僕は無料宿泊特典をまだもらっていないのと、JALマイラーとしてポイントが実質無期限という2点を評価し、一応次年度は継続してみます。

 

あとはプラチナチャレンジがあるのかどうか、救済措置は本当にあるのかどうか、あたりが判断材料です。難しい所ですが、次々年度には解約するかもしれません。

 

 

今回書いた内容はあくまで僕自身にとっての判断です。こういう解釈もあるということで。

特典の価値は人によりライフスタイル、居住地や価値観によって変わります。

特に年に何泊するのか、という点がこのクレカを持つべきか否かを左右しそうです。

 

 

銀座ダイナースとSPGアメックスを解約すると丁度年会費が6万円浮くんですよね。

その費用をつかって、一度はアメックスプラチナを持ってみたいですね。あれナマでみるとやっぱりカッコイイですしw

 

 

 

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