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コンラッド東京で「ヒルトン公式予約 vs一休ダイヤモンド」を検討してみた

前回記事で、ヒルトン宿泊に伴うポイントを取りきるための総論を書きました。

前回記事はダブルディップについて抜けていたので追記しました

bluedream-walker.hatenablog.com

 

公式予約の方がいくら額面で多少安くても、ポイントやマイルまで含めたとき本当にお得なのか、お得なら実際どのくらいお得なのかを細かく検討してみました。

 

ヒルトンHオナーズゴールドカードのポイント特典

www.smbc-card.com

詳細はカードの上記公式ページに譲りますが、ざっと抜き出すと

・新規入会 2000ポイント

・1000円(税込)ごとに10ポイント

・対象ホテル宿泊でボーナス2000ポイント

ちなみに対象ホテルは2016/1/1~2017/12/31まで

ヒルトン東京、
ヒルトン東京ベイ、
ヒルトン大阪、
ヒルトン名古屋、
ヒルトン福岡シーホーク、
ヒルトン小田原リゾート&スパ、
ヒルトンニセコビレッジ、
コンラッド東京、
ヒルトン沖縄北谷リゾート、
ダブルツリーbyヒルトン那覇、
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城、
ヒルトン東京お台場

・ゴールド会員になるのでベースポイントに25%のボーナス

・良く分からないけれど、下の方に「マイウェイ・ゴールドホテル会員特典」として

コンラッドホテル&リゾーツは1000ボーナスポイントとある。ただし朝食無料との選択?プリファードルームへアプグレというのもどこまでのアプグレがあり得ることを指しているのかよく分かりません。ゴールドステータス会員とあるので、ゴールドカードで決済してなくてもこのクレカを持っていれば適用されるのかどうかという点もよく分かりません。多分されるものと考えておきます。

 

複雑だな~

 

もしヒルトンのゴールドカードで支払っていたら

 

まず実例である私のコンラッド宿泊を元に。以下が実際の予約です。

似たような名前や部屋がありますが、ラウンジあり、朝食付き、72平方の部屋です。48平方ではありません。

ツインエグゼクティブスイート(シティ)

Hオナーズ・フラッシュセール72時間(朝食付き)

料金:40000円 税金:4080円 サービス料:6000円

計 50080円

これについたポイント見てみます。40000円なので362ドル相当です。

どうも税金が高いなと思ったら、40000円に15%のサービス料6000円を足した46000円に対して8%税金をかけ、二人分の東京都宿泊税200円×2を足されていたようです。スクショのようにall points activityから見れます。こういう詳細が出るのは良いことですね。

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よく分からないのはヒルトン側のダブルディップとこのエアラインn倍キャンペーンですが、BAがダブルディップの362ポイントとキャンペーンの2000ポイントが別々についているあたり、別物として算定されるのではないかと思われます。ここではそういう前提で考えます。 

 

ベースポイント(1ドル10ポイント) 3620ポイント

ダブルキャンペーンでさらに3620ポイント

Aviosのキャンペーンで2000ポイント=2000マイル

ダブルディップでさらにAviosが362ポイント=362マイル

合計で7240ポイントと2362マイル

ヒルトンのポイントを宿泊に使う場合、単純に一休のごとく1ポイント1円かと思ってましたがそんなことはなくて、時期やホテルにより流動するものの概ね0.3円~0.9円程度、ざっくり平均的に0.5円と考えてよさそうです。ということは7240ポイントは3620円相当。

50080円払って3620円と2362マイル。British Airways(BA)ですが、率は決して悪くないです。

ヒルトンゴールドで払っていたら

ベース 3620ポイント

ダブルキャンペーンでさらに3620ポイント

50080円の支払いによるカードポイントが500ポイント

コンラッド東京は対象ホテルなので宿泊で2000ポイント

マイウェイゴールドホテル特典で1000ポイント

ヒルトンゴールド会員特典でベースの25%ボーナスが905ポイント

新規入会で2000ポイント(一応初回なので)

Aviosのキャンペーンで2000ポイント=2000マイル

ダブルディップでさらにAviosが362ポイント=362マイル

全部で13645ポイントってことになるのでしょうか?

複雑なので自信がありません。実際にやってみれば答えは明らかなのですが、今度やってみますw 違っていたらご指摘ください。

50080円払って13645ポイント=約6800円と2362マイルの還元。

今回の自分のようにヒルトンゴールドを持たず、ANA visaゴールドで支払った場合は

ANAマイル還元率1.72%で考えると

50080円払って7240ポイント=約3620円とBA2362マイルとANA860マイル。

今回はエグゼスイートラウンジ特典有りのプランでもありましたのでカード特典として挙げられている、2人目は宿泊無料(というか上乗せがなし)、フィットネス無料、無料のボトルウォーター2本進呈、スタンダードwifi無料はそもそも含まれていたのでほぼ変わらない。

ということは差額の約3180円を損した代わりにANA860マイルをゲット。

このバイマイルはむしろ超得なくらいではないでしょうか。

これだけ見るとANA visaゴールドで払ったのも実はそんなに間違いじゃなかったのではないかと思えてきますねw 宿泊ポイントをゲットして次の宿泊に生かすのであればヒルトンゴールドで支払うべきですね。ヒルトンのポイントはやはり宿泊でこそ生きてくるんだと思います。

おそらくヒルトンゴールドの1000円(税込)ごとに10ポイントのところが良くない。

ヒルトンのポイントはメジャーな所は1/10でマイルになりますから、これでは1000円でANA1マイル相当。マイル還元としては話になりません。現金換算としても1000円で5円相当の0.5%還元ですからそこまでいいとは言えない。

 

カード自体の還元率より、対象ホテルのボーナス、ゴールド会員としてのベースへのボーナスが主な存在意義なんでしょう。あと数字にならない価値として、アップグレードとか朝食無料とかですね。スタンダードな部屋に泊まるほど生きてくる。個人的にはペットボトルの水はかなり重要ですw

 

一休ダイヤモンドではどうか

 今の所、昨年からダイヤモンド会員になっているので宿泊するときは常に迷います。

一休の画面ではこんな感じで表示されます。

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レストランもそうですが、一休の何がいいって、税サ込の料金をはっきり最初に出している点です。コンラッドの予約も、40000円だ~と思って予約画面に進んだら税サで1万円上乗せされてあれ?って思ってしまいましたし。その差は大きいと思いますが、やっぱ集客力が変わるのでしょうか。

 

自分が宿泊した日も大体同じでしたので分かりやすく54000円で考えることにします。

改悪されてしまったけれどダイナースポイントモールを通します。

すると

ダイナースの決済で、540ポイント=540マイル

ボーナスが5000円ごと150ポイントなのでボーナスが1500ポイント=1500マイル

一休ポイントが2%つくので 1080ポイント。一休は1ポイント1円の無期限

 

ざっと見た限り、すべての確認はできませんでしたが、おそらく公式予約じゃないとヒルトン側のベースポイント、ダブルポイント、ダブルディップ、ボーナスマイルはすべてつかないのではないかと思われます。

 

よって54000円払って、1080円とANA相当で2040マイル。

やっぱり大損か?しかし事はそんなに単純ではない。

 

一休ダイヤモンドの特典がコンラッド東京にはあります。

 

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 アプグレがあります!エグゼスイートシティ72平方の上だとベイビューかコーナースイートとかにしてくれるんでしょうかね?もしそうなら最低4~5000円の得になります。

VIPアメニティって何か?ある方のブログをみたらマドレーヌだったという話も。コンラッドのお菓子です。それだけで下手すりゃ1000円近く行くのでは。

極めつけはスパの5000円分。コンラッド内にある水月ですね。プールやジムやサウナはそもそもエグゼなら無料です。当日もちらとのぞいてみたのですが、やはりいい所なだけあって高いし、おいそれと手を出せる所じゃありません。

ここまでの金銭的価値をざっと足すと10000円相当くらい行きかねません。

 

あとダイヤモンド会員維持のための半年30万円のうち54000円て案外小さくないです。

 

一休を通すポイントサイトとして、やはり還元率的にダイナースポイントモールを想定しましたが、ANA visaを使う場合は、一休の還元率はGpointの1.5%が多分最高レベルです。

 

よって、Gpoint+ANA visaで、前者がソラチカルートで1.35%還元相当、ANA visaが1.72%として足して約3%。ダイナースが54000円で2040マイルで3.77%ですからわずかに負けます。ま、大した差というわけでもないのでダイナース不保持なら別にGpoint+ANA visaでもいいと思います。ただ、Gpointは手数料還元のために案件をこなす必要があり、扱いが面倒臭いです。ANA visaのV3ランク維持には役立ちますね。

 

もし公式予約→ANA4倍キャンペーンを使っていたら

aviosの所の数字が変わるだけです。

ベース料金が362ドルですから×4で約1440マイル。

ダブルディップで362マイル

もしANA visaゴールドで決済するなら決済分が862マイル。計2664マイル

50080円払って7240ポイント=約3620円とANA2664マイル。

 

まとめ

コンラッド東京において、いくつか考えられるパターンをまとめます。ANAvisaで決済する時はヒルトンvisaゴールド不保持の場合とします。

他のヒルトン系だと、アプグレの有無やボーナスポイントで多少変わりますが、傾向は似たようなものでしょう。

BAの1回あたり2000ポイントがやはり大きいのでこれを優先。

次点はANAの4倍。JALの3倍はここでは割愛します。

 

①公式予約で決済はヒルトン visa ゴールド、マイルは全てBA

50080円払って13645ポイント=約6800円還元

avios 362+2000=2362マイル。 アプグレはたぶん有

②公式予約で決済はヒルトン visa ゴールド、マイルは全てANA

50080円払って13645ポイント=約6800円還元

ANA362+1440=1802マイル。 アプグレはたぶん有

③公式予約で決済はANA visa ゴールド、マイルは全てBA

50080円払って7240ポイント=約3620円還元

avios 362+2000=2362マイルとANA860マイル。計3222マイル。アプグレ無

④公式予約で決済はANA visa ゴールド、マイルは全てANA

50080円払って7240ポイント=約3620円還元

ANA362+1440+862=2664マイル。アプグレ無

⑤一休ダイヤモンドでダイナース経由で決済

54000円払って、一休ポイントで1080円還元

ANA相当で2040マイル。

一休ダイヤ特典でアプグレ有、アメニティ、スパ5000円

⑥Expediaでダイナース決済

仮に一休と同じ54000円払った場合ダイナースで5000円ごと350ポイントなので

54000円でExpediaポイント720point、

ダイナース決済540+ボーナス3500で4040マイル。アプグレや特典は無

 

Expediaはダイナースポイントモールの中でも特に還元率が大きい(5000円ごとに改悪される前まではtotalで100円8マイル還元) のでおまけで入れてみました。Expediaの会員ランクとかでまた変わるので多少ポイントは変わるかもしれませんが。ただ、現時点でも一休と同一日で比較するとExpediaの方が1万円以上高くなってたりするので本当にExpediaが最安なのかどうか。最低価格保証制度を使えばkick backがあるのかもしれませんけど、あれ相当めんどいというか、トラブルになった的な話も聞くのであまり現実的でない気がします。Expedia自体の評判が良くなさそうなのでまだ僕は使う気になれませんw

 

考察

計算や算定方法があっている自信がないのでもしかしたら一部や細部に間違いがあるかもしれませんが、大まか傾向は以下の通りではないかと思われます。

 

・現金還元率を考えた支払い額はやはり公式経由が安い。マイルもそこそこつく。

・一休ダイヤは多少支払額は高くなるけど付帯特典が無視できず、マイルもかなりつく。公式ほどではなくても支払い額も総じて一休はよく抑えている方であり、意外と侮れない。

・マイル還元率的にANA visaゴールドはやはり強力。

・BAキャンペーンが強い。

 

といったところでしょうか。

ヒルトンvisaゴールドを保持しているが決済には使わない、という場合も考慮するとちょっとキリないですが、決済に使用しなくてもゴールドステータス特典が適用されればお得に決まってます。年会費をさらに8000円弱支払う経済的な余裕があれば上記③~⑥がさらに一歩上になると思われます。

 

もしこの通りなら③がいい気がしますが⑤も捨てがたい。どっちを選ぶかは還元率と特典のいずれを重視するか次第でしょうか。僕は今回③でしたが、案外悪くなかった選択だったのかもしれません。とにかく支払いを安くしつつマイルもそこそこgetするという意味で、①②のような公式経由もバランスがいいと言えそうです。

 

半年に30万円必要な一休ダイヤをずっと維持するのは容易ではありません。可能なのはダイナースプレミアムカード保持者くらいでしょう。いつもいつもエグゼやスイートクラスの部屋に泊まれるわけでもありません。割引後年会費8000円足らずのクレカ1枚でゴールド資格になり、スタンダードな部屋に泊まってもボーナスポイントや朝食無料など小さくない特典がたくさんつき、少なくとも現金還元率ではダントツになるヒルトンvisaゴールドも十分に存在意義があり検討に値するカードだと思います。

 

検討結果はなんだか至極当然のような結果になりましたが、時間はかかっても一回どのくらい支払いやマイルに違いが出るのかを「定量的に」見てみると制度の理解が進むのと今後の判断材料として良い参考になります。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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